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社会を踏み外した経済学者
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電力問題についての三つの誤解:日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20110520/220057/?P=3
ツイッターでこんな記事が流れてきたので、読んでみた。あまりのトンデモ発言に呆れたので問題点をTB経由で指摘させてもらおうと思う。
なにが問題なのか、結論から言うと経済学者とは思えない発言だから。

まずこの三つの誤解の1つ目は自分も同意できた。燃料電池云々は別として。
問題はもちろん2つ目の「誤解」としている「電力料金を引き上げるのは望ましくない」ということ。なぜか?このことの一つ目の理由として「現在の料金は安すぎる」という前提を掲げている。
筆者が言うには「もっと高い保険料をかけておき、賠償金に耐えられる状況を作るべきだった」という。
このことそのものはごもっともである。しかし、そうしなかった背景に「原発の安全神話」(そんなものを聞いたことはなかったが)があったことを忘れてはならない。高い保険金をかけていては、安全神話はとっくに崩れ去っていたことくらい容易に想像できる。そして現在の料金こそが妥当だと決定されているからには、たとえ事故の賠償のためと理由をつけたところで、安全神話がなければ起きなかったであろう事故に「安すぎたと考えるべき」と考えを改め、料金値上げに納得する顧客がいるのだろうか。

もう一つの料金を引き上げるべき理由がある。節電の手段としての値上げ。
「心がけの良い人」が節電に協力して不便を強いられ、「心がけの悪い人」はコストを払わないというひどく不公平な事態になってしまう。
ということを防ぐべきだという。しかし一つ目の誤解「電力業は普通の産業ではない」に立ち返れば、あるいは「自由」を鑑みれば、同じ料金で不便なものを選ぼうと便利なものを選ぼうと、それは消費者の自由だし、自分の選択を後悔することは、普通の産業であれば当たり前のことであるはずだ。「心がけの良い人」は同じような商品を一番安く提供してくれる店を探していて、「心がけの悪い人」は自販機で買った150円のペットボトルドリンクを、もう一頑張りして辿り着くスーパーで50円も安く手に入ることに後悔する。「同じ商品」ではなく「飲み物」に限っていえば、下手をすれば同じ100円で1リットル入りの、ミネラルウォーター以外の飲み物が買えることさえままある。何でもいいから喉の渇きを癒したくて、できるなら節約もしたいときに重要な問題となる。
こんなことが日常に起きる普通の産業界で、今更不公平だ何だと騒ぐことはおかしな話ではないか。

それ以前に


節電が不便に直結するか、ということを何一つ考えていない。おそらくこの筆者以外の経済学者でさえ考えられない誤解をしている。このことは三つ目の「誤解」としている「今も節電すべきである」と直結する。

節電するということは家計の圧縮に他ならず、家計で悩みを抱えている人にとっては、この震災が来なくても節電という選択肢は頭にあるはずだ。だとすれば、かえっていい機会になったと思うのが普通ではないか。
節電が不便か?という点については意見の分かれどころではあろうが、この筆者が言うには「夏はともかく、今は電力が余っているから使えるだけ使え」という話である(「三つ目の誤解」とする記事で声高らかに語っている)。今月が終わりに近づいて途端に30度を記録した日もあったが、その直後に雨で一気に冷え込んだ。北海道では雪まで降った。そんな「今」、エアコンを切ったくらいで不便なのか。扇風機で十分しのげるという意見が大半を占めるのではないか。あるいはすでに省エネ家電に切り替えた家庭なら不便などないはずだ。

ここでこの自称「経済学者」の説く誤解が誤解であると気付くのが普通である。何かわからない?節電生活の始まりは節約生活の始まりであって、同時に「省エネ活動」の始まりである。「心がけの良い人」はすなわちそういう人であって、「地球のため」「節約のため」に積極的に節電を始める。もちろんこの事故がなくても。むしろ、事故がなかったら節電したくてもなかなかできずにいた人だっているだろう。事故があって節電を強いられて、省エネや節約のための様々な知恵と工夫が生まれてきている。
確かに震災直後は不便だったかもしれない。しかしこの筆者が語るのは「今」であって過去でも未来でもない。ならば知恵も工夫も生まれ続けている今、節電をしていて不便なのだろうか。一般家庭であれば、例えば電動の医療器具がないと生活できない人はどうか?医療器具以外の電化製品で節電する方法を模索しただろう。電化製品に囲まれて、暑ければすぐにエアコンをつけてしまう若者はどうか?「心がけの悪い人」にほかならないわけだが、何の不便もなく生活し、電気料金に嘆くだけではないか(恥ずかしながら自分がそうだったりする)。
商業施設に目を向けて、電気がないと操業できない施設はどうか?操業できていないなら節電以前の問題だし、操業できているなら一般家庭と同じように「心がけの良い人(企業)」と「心がけの悪い人(企業)」とに分かれるはずだ。厄介なのは操業できているけど需要に追いつかず、規模の縮小を強いられている企業だが、まったく操業できていない場合と同じように、それは節電以前の問題ではなかろうか。

このように考えていくと、この筆者がいかに現代社会に(否、おそらくどの時代でも)そぐわない特殊な考えを持ったお方であるということで結論付けられる。

さいごに、素人の指摘にお付き合いいただいたことに感謝の意を示して筆を置かせていただく。
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