Entries

スポンサーサイト
[EDIT]
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規
非公開にする

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://harukazehajime.blog115.fc2.com/tb.php/78-0f86d631
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
乗り越し分岐器
[EDIT]
今回も豆知識編です。

さて、みなさんはこんなポイント(以下、正式名称の分岐器を使用)を見たことはないでしょうか。構造が全然違うし、二股になる部分の片方に隙間がない。トングレールも離れていれば錆びきっていて使えそうにない。まるで昔使われていた分岐器の残骸のようにも見えます。

乗り越し分岐器1

実はこれでも現役で使われているもので、「乗り越し分岐器」と呼ばれます。用途は2つ。

主に保線用車両が止まっている付近で見かけると思いますが、保線車両が本線(営業列車が通る線路)に出て(このことを「本線を横取りする」などと言います)点検したりするときに使われます。こちらには直角交差になっているものもあって、保線機械を乗っけた台車が本線のレールに乗り上げながら末端まで出てきて、保線機械は本線の進行方向を向いているのでそのまま前後進して本線に出て行きます。

乗り越しクロッシング

もう一つの用途は、万一列車が信号無視して副本線(追い越し待ちをする本線)などから主本線(優等列車や追い越し待ちがない列車が通る本線)に突っ込まないように、副本線側の信号が赤の間は分岐側に誘導するようになっていて、暴走してきた列車を主本線から逃がすように誘導して脱線させるときに使います。この脱線させる方を「安全側線」、略して安側といいます。この用途で普通の分岐器を使うこともあるようです。
ちなみに、安全側線用乗り越し分岐器のみ脱線方向が定位(普段開通している方向)です。
もし用地の都合で誘導用の側線を設けることができない場合、脱線転轍機と呼ばれる物を使います。乗り越し分岐器や普通分岐器のポイント部だけでできたもので、フログもなければその先のレールすらありません。
保線車両などでは代わりに車輪止めか脱線器と呼ばれるものが取り付けられていることがあります。前者は木製のストッパーをレールにかぶせて転動を食止めるもの、後者はフランジを誘導して脱線させる器具をレールにかぶせます。

乗り越し分岐器 2 安全側線用

この写真では行き違いができる単線で、単線に戻るとき万一対向列車が来ていたときに備えて、単線に戻る直前に設置されています。

この乗り越し分岐器には大別して手動式と自動式があって、先に上げたものは安全側線でよく使われる自動式です。その動力は電動や油圧などです。
これが本線を横取りするときは本線と平行して並んでいるレールが普通のポイントのように動きます。普通と違うところは、外側にあるレールが本線のレールに覆いかぶさって渡り板になることです。このレール、正式には横取り装置と呼ばれます。普通の分岐器で言うなら、ポイント部を指して「横取り装置」、横取り装置を使用した分岐器全体を指して「乗り越し分岐器」と呼ぶ、ということになります。フログにあたる部分や直角交差は「乗り越しクロッシング」と呼びます。
横取り装置が覆いかぶさることで車輪を持ち上げ、フランジをレールより高い位置に持ち上げて安全に通過できるようになっています。

乗り越し分岐器 3 定位側

乗り越し分岐器 4 安全側線用横取り装置アップ 反位側

フログにあたる部分も横取り装置が被さるものがありますが(最初の写真)、安全側線の場合はどの道脱線してしまうので、コスト削減のためか上の写真のようにフログ用の横取り装置を設けていないことが多いようです。

手動式は作業員が分岐器脇にある白かったり錆色だったりする鉄板状の横取り装置をバネでひっくり返して本線に被せます。大抵はフログ部分にも横取り装置が設置されています。普段は南京錠でロックされていて、簡単には外せません。

乗り越し分岐器 5 手動式

こちらは横取り装置が相当高く、フログ部分の横取り装置(下の写真の緑で囲ったところ)付近のレールがこんもりと盛り上がっているのが特徴です(下の写真で赤く囲ったところ)。

乗り越し分岐器 説明用

なかには普段横取り装置となるレールが取り外されていて、必要時に取り付ける、という超古典的なものが存在するようです。

リンク先:oomatipark様サイト「レイルエンヂニアリング」

手動式の場合大抵は保線車両の横取りに使用するもので、保線車両が通過し終わるや否や、すぐさま横取り装置を元に戻してロックしてしまいます。ゆえに営業運転が終わった後でないと使用している様子を見ることはできません。ちょうど使っている最中でも大抵は暗く、保線車両や作業員が壁になって見ることは難しいでしょう。作業も保線車両がぎりぎりのところまで来てから手早く行うのであっという間です。
一方、元に戻し忘れると営業列車が横取り装置に乗り上げて脱線、という事故に繋がってしまいます。
時速5キロでないと安全に通過できないところへ何十キロも速度オーバーして突っ込むわけですから被害は甚大でしょう。
関連記事

0件のコメント

コメントの投稿

新規
非公開にする

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://harukazehajime.blog115.fc2.com/tb.php/78-0f86d631
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

さくらゆーな

Author:さくらゆーな
鉄道熱が再燃して、撮影に模型にいろいろやってます。
最近反核運動に偏ってるのを反省したいけど
知れば知るほど極悪非道な界隈で止まらない…

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

+ アーカイブ
 

最近の記事

カテゴリー

検索フォーム


キーワード

カウンター

トータルカウンター
現在の閲覧者数:

ads3

Mac ソフトのことなら act2.com

Make a donate

もしこのブログを気に入っていただけたら上記アフィリエイトプログラムか下のPayPalでブログ・サイトの維持にご協力ください。

donationPrice

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログランク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。